同僚との出会い一覧

同僚との出会い

こういう時には変な偶然が起こるものです。

コーヒーショップで自分のパソコンから調べていたのですが、割と仲良くしている同僚がやって来ました。

私とは違うカラッとした性格を、私は羨ましく思っていた相手です。

初めはそれに気がつかず、画面に見入っていました。

「金借りたいのか?」

その声にびっくりして画面から顔を上げると、Aがいたのです。

「なんか困ってんのか?」

私も少し追い詰められていたのでしょう。

Aに全て話していました。

 

「それ嫁さんが勝手にやったんだろ?」

そうだと答えました。

「だったら嫁さんをお前が訴えて、勝手にやったことを証明したらいいだろう。

そして離婚すれば、嫁さんの債務はお前のものじゃなくなると思うんだけどなぁ。

詳しいことは専門家ではないからよくわかんないし、離婚する気があるかどうかもオレでは分かんないけど。」

それはそうかもしれません。

 

それに離婚する気は更々ないのです。

その事を話しました。

「ああ、離婚しないんであれば、多分嫁さんが勝手にしたことだとしても、どっちにしろ共同債務っていうか。。。。生活のために使った金って感じになって、お前の責任も免れないかなぁ。。。嫁さんの名義だったとしても」

 

なんでそんなに詳しいんだ?と、そこが不思議でした。

そう訊くとAは「オレも借金で大変だからさ!」そう答えたのです。

おかしなものですね。

こういう時にそんな話を聞けば、なんというか。。。同志みたいな気分になるものです。

 

Aは親の借金を肩代わりしたと言っていました

肩代わりというか、保証人だから已む得ずという感じらしい。

それは今の給与で払えないことはないが、払い続けなければならないことが辛くなってきた。

親御さんはカメラの部品工場経営か何かをしていたようで、借金の額としても何百万などというものではないようです。

 

かなりの額。

そこで彼はとある物に投資をしたいと考えたのです。

かなり手堅い投資であり期待はしているものの、失敗もあり得る。

しかし、ここで何かをしなければ一生浮かばれないだろう。

Aはそう考えてその投資を決心した、と教えてくれました。

けれどその投資をする金がないというのです。

ノンバンクに申し込みをしたが、保証人が居なければ無理。

「保証人が見つかったら来て下さい。」そう言われたらしいのです。

 

「いくら申し込んだんだい?」そう訊くと「300万」とAは答えました。

300万といえば私の申し込みと同じ額です。

「オレも保証人が必要なんだ。。。」

だれでも保証人などと言われて、すぐに探せるものではありません。

するとAは「気分悪くしないで聞いてくれ。断ってくれてかまわないから。」そういって、続けました。

「オレとお前でお互い保証人になるってのはどうだろう。」

 

Aは成績が良い営業マンです。

彼はどこに行ってもそれなりに稼ぐはず。

300万を借りたとして、支払は私が調べたところは月5万以上を支払い、3年毎の更新。

そのように書いてありました。

利息としてはカードのキャッシングよりちょっと高く、サラ金よりはちょっと低い程度。

保証人さえいれば中一日で融資と書いてありました。

 

Aが調べたノンバンクも、凡そそんな感じのようです。

ただ、Aが投資しようとしているものをよく知らないといけません。

いくら優秀な営業マンであるAだとしても、その投資がコケれば払いには困るはずです。

「投資のパンフかなにかるかい?それを見て判断させてくれ。」

私はA にそう言って、Aは「ゆっくり見て判断してくれ」そう資料を渡してくれました。